記憶に残る夏の匂い~ユーミン『夕涼み』

記憶に残る夏の匂い~ユーミン『夕涼み』

真夏の午後、灼けつくような光の中で過ごしたひととき。
風を取り込み、虹を見上げ、抱きしめ合った二人。
『夕涼み』は、そんな愛し合っていた二人の夏の一コマを「二度と来ない季節」として刻んだ曲です。

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『夕涼み』

松任谷由実『夕涼み』

  • 収録アルバム:『PEARL PIERCE』(1982年)
  • 作詞・作曲:松任谷由実

夏の記憶を五感で描き出すような詞とメロディーが印象的。
「夕涼み」という言葉の響きとともに、永遠に戻れないひとときの切なさを映しています。

注目フレーズ

濡れた髪と 焼けたうなじ
むせるくらい抱きしめたね
二人きりの夕涼みは
哀しすぎる記憶

――『夕涼み』 <引用>
収録アルバム:『PEARL PIERCE』(1982年)
作詞・作曲:松任谷由実

言葉の処方箋

あの夏の温度や匂いを思い出すと、胸が少しきゅんとします。
同じ時間は戻らないけれど、その一度きりの瞬間が、
今も大切に心の中で光っている――そう感じられます。

次の一歩のために

「二度と来ない」と思うと切なくなるけれど、
だからこそ今そばにある時間を、もっと大事にしたくなるのかもしれません。
過去を抱きしめながら、いま目の前にある季節も 味わえるといいですね。

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