恋の終わりは、心に深い痛みを残します。
それでも、ただしがみついて失うよりも、きちんと「さよなら」と向き合うことで、未来に歩き出せる強さを手にできるのかもしれません。
目次
『私らしく』
松任谷由実『私らしく』
- 収録アルバム:『TEARS AND REASONS』(1992年)
- 作詞・作曲:松任谷由実
『私らしく』は、恋の別れを経験した女性が「前よりももっと私らしく」と歩き出そうとする姿を描いた曲。
痛みとともに別れを受け入れながら、未来への強さを手にしていくユーミンらしいラブソングです。
注目フレーズ
しがみついて諦めながら失ってゆくより
――『私らしく』 <引用>
痛いほどのさよならとして 覚えていたかった
収録アルバム:『TEARS AND REASONS』(1992年)
作詞・作曲:松任谷由実
言葉の処方箋
いつまでも諦めきれずにしがみつくよりも、痛みと共に別れを受け入れること。
それは決して冷たい強がりではなく、過去を大切にしながらも自分を取り戻すための選択です。
「私らしく」という言葉には、失う痛みの中でも自分を信じて歩もうとする前向きな力が込められています。
次の一歩のために
別れがつらくて立ち止まってしまうときもあります。また、別れの予感で圧し潰されそうになった時に、思い出してほしい。
その痛みは、未来に向かうあなたを優しく強くしてくれるはず。
涙がこぼれる夜があっても、彼に合わせた自分じゃなくて、本当の姿に戻ってこれから続く人生を是非、歩いてほしいと思います。
Spotifyで聴いてみる
ここで聴けるのは30秒ほどのプレビューです。続きはSpotifyアプリでどうぞ。
その後、宣伝じゃないのでご安心ください♪
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