ヒカルさんとノアさんがYouTubeで「オープンマリッジ」を宣言し、話題になっています。
しかも結婚は“0日婚”だったとのこと。
初めて聞く言葉に驚きつつ、動画を見て私は母としていろんなことを考えました。

「オープンマリッジ」という言葉を、私は今回初めて知りました。
調べてみると、夫婦の合意のもとで他の人との恋愛や関係を認める結婚スタイルのことだそうです。
正直、私には縁遠い世界。
けれど、ヒカルさんとノアさんは有名で、お金持ちで、実業家で特殊な環境にある人たち。
だからこそ、彼らにとっては選択肢のひとつなのかもしれないと思いました。
ノアさんのことは正直、よく知りませんでした。
キャバクラという職業も、私にとっては未知の世界。
でも動画を拝見して、とても魅力的で自然体な素敵な女性だと感じました。
だからこそ「どうか傷つかないでほしい」「しあわせでいてほしい」と、親心のような気持ちが芽生えてしまいます。
炎上しているのは、きっと多くの人が同じように“心配する気持ち”を持つからではないでしょうか。
ただ、この二人は大人で、自分たちで決めたこと。
特殊な環境にいて、能力もある人たち。
だから私が「良い悪い」と口を出す立場にはないと思っています。というよりも、二人のことはよくわからない。ということです。
母として娘の将来を考えてしまう
私は娘を持つ母親です。
だからこそ、どうしても自分の子に重ねて考えてしまうのです。
娘が恋愛をするとき、相手に合わせすぎてしまうことがあるでしょう。
「彼の求める私」を演じてしまうこともあるかもしれません。
でも、それは本当の自分を押し殺すこと。
やがて苦しくなってしまうはずです。
恋愛は夢中になれるけれど、結婚は日常の積み重ね。
もちろん夫婦になったからといって全てをさらけ出すわけではないけれど、病気のときや辛いときに寄り添える相手であってほしい。
安心して自分を出せる関係であってほしい。
それが、長く続くうえで一番大事なことだと私は思います。
恋愛の最初の3か月から半年くらいは、本当の自分を隠し通せるものです。
でも、いずれ素が見えてきます。
だからこそ、ある程度相手を知る時間、自分を知ってもらう時間が必要。
娘には「そこを飛ばさず、じっくりと関係を育ててほしい」と伝えたいのです。
そして、運命の人・・というのは二人で築いていくもの。
これはあくまでも母としての価値観。
でも、娘に幸せでいてほしいからこそ、経験からくる想いを残しておきたいと思いました。
日常に重ねて思うこと
オープンマリッジという突拍子もない言葉を知った日。
有名人のニュースは遠い世界の話のようでありながら、母としての自分を振り返らせてくれるきっかけにもなりました。
「結婚ってなんだろう」「恋愛とは違う日常をどう築くのだろう」
そんなことを考えながら、最後にはやっぱり一つに行き着きます。
――どうか娘には、自分を大切にできる恋愛をしてほしい。
そして、ありのままの姿を受け入れてくれる相手と、一緒にしあわせを積み重ねていってほしい。
…とはいえ、ふと気づけば娘はまだ中学生。
生まれたときから「彼氏なんて絶対許さない!」と宣言しているお父さんたちも世の中にはいるけれど、私も将来の娘に勝手に思いを馳せてるのかもしれません。
いまはまだ、恋愛よりも部活や友達との時間を思い切り楽しむ時間だとおもいますが、子どもの成長はあっという間。そんな気もします。
そしてヒカルさんとノアさんもまた、それぞれが選んだ形のなかで、しあわせを見つけていけますように。