みなさん、冬の車中泊や、スキー場での「待ち時間」ってどう過ごされていますか?
我が家は、夫と娘がスキーを楽しんでいる間、私とイヌ(トイプードル)は車でぬくぬくお留守番というのが定番スタイルです。 実はこのスタイル、イヌを迎え入れた5年前からずっと続いています。
今回のデリカD:5に乗り換える際、以前の車(フル装備のステップワゴン)についていたキッチンや電子レンジは「私には不要」と判断して手放しました。

だけどー!「FFヒーター」だけは、絶対に外せませんでした。 これがない冬のお出かけなんてもう考えられない……。そう断言できるほど、我が家にとっては「命綱」のような装備なんです。
今回は、FFヒーター歴5年の50代主婦が、「なぜキッチンを捨ててでもFFヒーターを選んだのか」、その理由と実際の使い心地を熱弁します。
そもそもFFヒーターって何?(主婦のざっくり理解)
正直に言います。私はメカ(っていうの?)のことは全く分かりません。 でも、5年間使ってきて分かっているのは「これさえあれば冬が怖くない」ということだけ。
私の理解レベルでは、FFヒーターとはこういうものです。
- 車のエンジンを切っていても使えるファンヒーター
- ガソリン(デリカの場合は軽油)をほんの少し使って熱を作る
- 排気ガスは外に出るから、車内の空気は汚れない(らしい)
難しい配線や仕組みは、プロにお任せです。 私がやることはただひとつ。「スイッチをポチッと押すだけ」。

ONしている写真にすればよかったのに、、ごめんなさい。右側がFFヒーターのスイッチになります。
これだけで、氷点下のスキー場が、ハワイ(言い過ぎ?)になります。ハワイ・・行ったことないけど笑
FFヒーターについて詳しい仕組みが気になる方は、世界的メーカーベバスト(Webasto)の公式サイトなどを見てみてください(丸投げ!笑)。
スキー場の駐車場で実感。「待ち時間」が「楽しみ」に変わる
毎年、家族でスキー場へ行っています。 外の気温はマイナス。到着してすぐに夫と娘はゲレンデへ。
ここからが私とイヌの時間です。
- エンジンを止める。
- FFヒーターのスイッチを入れる。
- 〜5分後、上着がいらない暖かさに〜
- 楽しいねぇ!と言いながらひとまずイヌとギュっとする。
罪悪感ゼロの暖かさ
何より精神的に良いのが**「エンジンをかけていない」**こと。 周りの車への騒音を気にすることなく、数時間でも気兼ねなく過ごせます。 もしエンジンをかけっぱなしだったら、ガソリン代も音も気になって、こんなにリラックスできなかったと思います。
気になる「音」はどう?
「動作音がうるさいのでは?」と心配される方もいるかもしれません。 確かにスイッチを入れて車内を暖めるときは、「ボォーッ」という音がして、少し頑張っている音がします。
でも、ずっとうるさいわけじゃないんです。 部屋が暖まると音は静かになり、温度が下がるとまた少し稼働する……という感じで、強弱があります。 私はもう慣れっこなので、「あ、働いてくれてるな」というBGM程度にしか感じません。
愛犬の設定温度は「18℃〜20℃」。私は横で優雅に…爆睡!笑
イヌもFFヒーターの暖かさを知っているので、後部座席で安心して爆睡です。
ちなみに、温度設定には少し気を遣っています。 人間は暖かくても、毛皮を着ているイヌにとって暑すぎるのはNGです。
我が家では**「18℃〜20℃」**くらいの設定にしています。 これだと人間は薄手の長袖でちょうどよく、イヌも多分快適に寝ていられます。
実は、寝るときもこの「20℃設定」がちょうどいいんです。 ガンガンに暖めるのではなく、このくらいの室温でシュラフや毛布をしっかり掛けて寝るのが、私の好みのスタイル。暑すぎて起きることもなく、朝までぐっすりです。(更年期はやたらと暑い?)
待ち時間は「動く書斎」で自分時間
イヌが気持ちよさそうに寝ている横で、私は何をしているかというと……

こんな風にデスクを広げて、パソコンで仕事をしたり、好きな動画を見たりしています。 外は極寒の雪景色ですが、車内はポカポカ。お気に入りのお茶を飲みながら過ごすこの時間は、家よりも集中できるかもしれません(笑)。
(ちなみにこのポットもデスクも楽天で見つけた愛用品。安かったけどすごく使えます!)
主婦目線の「失敗談」と「活用術」
ここで、5年使って学んだ私なりの「注意点」と「ちょっといい使い方」もシェアしておきますね。
① 吹き出し口の前で「チョコレート事件」
温風が出てくる吹き出し口の前は、当然ですが結構熱くなります。

うっかりここにコンビニで買ってきた荷物を置いてしまい、気づいた時にはチョコレートが**ドロドロに溶けて大惨事……**という失敗をやらかしたことがあります(泣)。みなさんは気をつけてくださいね。
でも、逆転の発想でいいこともあります! 吹き出し口を完全に塞がないように気をつければ、手袋やネックウォーマーを温めるのに最高なんです。
スキーから戻ってきて手が冷たくなっている娘に、ここで短時間、温めておいた手袋を渡してあげると、 「ぬくぬくー!嬉しい!」 と大喜びしてくれます。二人が休憩中にグローブをまたこの隙間に置いて温めてあげる!これぞ母・妻の愛!(FFヒーターのおかげですが)。
② 「タイマー設定」で消し忘れ防止
あまりに快適すぎて、ついつい切るのを忘れてしまいそうになります。 なので私は、あらかじめ**「タイマー設定」**をするようにしています。これならうっかり消し忘れても安心。
こういう細かい機能も、長く使う上では地味に便利なんですよね。
乾燥対策は「加湿器+濡れタオル」で完璧
唯一の弱点は「乾燥すること」。これは5年前から対策済みです。
- USBの小さな加湿器
- 濡れタオルを車内に干す
この2つをセットすれば完璧です。 むしろ、外の突き刺さるような寒さに比べて、車内は**「空気が柔らかい」**と感じるほど。 お肌にも喉にも優しくて、これなら長時間のお留守番も苦になりません。
今年はもう少し大き目の加湿器を購入しようか考え中です。
まとめ:今年の冬もたくさん遊びに行きたい!
「寒くない」というだけで、冬の外出のハードルは驚くほど下がります。
前の車から今回のデリカへの乗り換えで、色々な装備を「引き算」しましたが、FFヒーターを残したのは大正解でした。 これさえあれば、寒がりな女性も、寒さが苦手なワンちゃんも、冬の旅を心から楽しめます。
「キャンピングカーまではいらないけど、冬も快適に旅したい」 そう思っている方にこそ、FFヒーターは全力でおすすめしたい装備です!
みなさんも、しっかり寒さ対策をして、冬のバンライフを楽しんでくださいね!
