遠く離れても、時を経ても、変わらない気持ちがある――。
ユーミンの『青いエアメイル』は、そんな普遍的な愛の姿を描いた曲です。
emailのない時代。海外に行ってしまったあの人から届くエアメールが、どれほど人の心を揺さぶるのかを、ユーミンは繊細に歌い上げています。
目次
『青いエアメイル』
松任谷由実『青いエアメイル』
- 収録アルバム:『OLIVE』(1979年)
- 作詞・作曲:松任谷由実
『青いエアメイル』は、遠く離れた相手に宛てた手紙をモチーフにしたラブソング。
言葉を交わせない距離や後悔があっても、時の流れに負けず「あなたがずっと好き」と伝える、ユーミンらしい切なくも力強い一曲です。
注目フレーズ
選ばなかったから失うのだと
――『青いエアメイル』 <引用>
悲しい想いが胸をつらぬく
けれどあなたがずっと好きだわ
時の流れに負けないの
収録アルバム:『OLIVE』(1979年)
作詞・作曲:松任谷由実
言葉の処方箋
時が経ち、距離が離れても消えない想い。
けれど同時に、「選ばなかったから失ったこと」という後悔も、この歌にはにじんでいます。
ユーミンは「時の流れに負けない」という言葉に、
変わらない気持ちの強さだけでなく、
過去を悔やむ切なさまでも抱きしめる姿を描いています。
その両方があるからこそ、愛の記憶はよりリアルで、美しく響いてくるのかもしれませんね。
次の一歩のために
人生には「選ばなかったから失ったこと」が必ずあります。
でも、その後悔があるからこそ、
「それでも好きだった」と胸を張って言える思い出になるのかもしれません。
過去の選択を否定せず、後悔ごと抱きしめながら歩いていく。
それが、時の流れに負けない強さにつながるはずです。
Spotifyで聴いてみる
ここで聴けるのは30秒ほどのプレビューです。続きはSpotifyアプリでどうぞ。
宣伝ではありませんので、ご安心ください♪
あわせて読みたい


記憶に残る夏の匂い~ユーミン『夕涼み』
真夏の午後、灼けつくような光の中で過ごしたひととき。風を取り込み、虹を見上げ、抱きしめ合った二人。『夕涼み』は、そんな愛し合っていた二人の夏の一コマを「二度…