人々が去っても、私はここにいる~ユーミン『ノーサイド』

人々が去っても、私はここにいる~ユーミン『ノーサイド』

ラグビーの試合終了を意味する「ノーサイド」。
勝敗を越えて互いをたたえ合う精神を、この曲でユーミンは「別れ」と「支え」の物語に重ねています。
『ノーサイド』は、敗北や喪失を描きながら、そこに残る温かな気持ちを歌い上げた名曲です。

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『ノーサイド』

松任谷由実『ノーサイド』

  • 収録アルバム:『NO SIDE』(1984年)
  • 作詞・作曲:松任谷由実

タイトルは、ラグビー用語「ノーサイド」に由来。
試合が終われば敵味方はなく、互いを称え合う――その精神を人生や人間関係に重ねた曲です。しています。

注目フレーズ

何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も知らず
歓声よりも長く
興奮よりも速く 走ろうとしていた あなたを
少しでもわかりたいから

人々がみんな立ち去っても私 ここにいるわ

――『ノーサイド』 <引用>
収録アルバム:『NO SIDE』(1984年)
作詞・作曲:松任谷由実

言葉の処方箋

華やかな歓声や拍手の中ではなく、
人が去った後にも「ここにいる」と伝えること。
それは、勝敗を超えた深い共感や愛情の証です。

表面的には「敗北」と「喪失」。
だけど本当は 「支え」「共にいた証」 がそこに残っている――。
ユーミンはこの歌で、
「本当の支えは、誰もいなくなった時にも隣にいること」
と教えてくれているのではないでしょうか。

次の一歩のために

誰かを応援する気持ちは、結果や勝敗だけで決まるものではありません。
大切なのは、静けさの中でも「私はあなたを見ている」と言えること。
その存在が、相手にとって何よりの力になるのではと思います。

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