恋が終わってしまったとき、どうしても「失った」という思いに囚われてしまいます。
けれど、ふとした瞬間に気づくこともあります。
あの時間は消えてなくなるのではなく、確かに自分の物語の一部になっているのだと。
目次
Invisible Strings
松任谷由実『Invisible Strings』
- 収録アルバム:VIVA! 6×7(2004年)
- 作詞・作曲:松任谷由実
『Invisible Strings』とは、「見えない糸」という意味。シングルではありませんが、過ぎ去った愛を「目に見えない糸」で結ばれた物語として歌う、静かな名曲です。
注目フレーズ
恋の日記はいつか終わりが来るけど
愛のまなざしは ずっとそのまま
どんなこと書いたか 覚えてなくても 言葉は立ち昇るWhen the love is gone 愛が去ったとき
物語は完結するのね忘れないで あなたがくれた やさしさがここにあることを
<引用>
思い出して 見えない糸で 結ばれた日々があることを
『Invisible Strings』
収録アルバム:『VIVA! 6×7』(2004年)
作詞・作曲:松任谷由実
言葉の処方箋
このフレーズは、恋の終わりを“喪失”ではなく“一つの物語の完結”として描いています。
そう思うと、終わった恋は消えてしまうのではなく、人生のページの一つとして残っていくものなんですよね。
誰かを強く愛した時間は、たとえ終わっても“無駄ではない”。
物語として抱きしめることで、過去の恋はやさしい記憶へと変わっていくのだと思います。そして、見えない糸によって他の形での再会が待っているかもしれないって思います。
次の一歩のために
未練に苦しむときは、「これは私の物語の一章だった」と心に言い聞かせてみるといいかもしれませんね。
そうすれば、終わりを受け入れる強さが少しずつ育ちます。
そしてまた、新しいページを開く勇気も生まれてくるはずです。
Spotifyで聴いてみる
あわせて読みたい


時の流れに負けない想い~ユーミン『青いエアメイル』
遠く離れても、時を経ても、変わらない気持ちがある――。ユーミンの『青いエアメイル』は、そんな普遍的な愛の姿を描いた曲です。emailのない時代。海外に行ってしまった…
ここで聴けるのは30秒ほどのプレビューです。続きはSpotifyアプリでどうぞ。
宣伝ではありませんので、ご安心ください♪