リアルな相談を、友達とのおしゃべりみたいに綴ります。ここで、心が軽くなる糸口が見つかりますように。
※この記事は『夫から突然、離婚を切り出された友人の話』シリーズ③です。前回(シリーズ②)はこちら↓

夫の浮気が離婚の本当の理由だとわかってからも、彼は「すれ違い」を言い訳に、何度も「離婚してくれ」と繰り返しました。
そんな中で避けられなかったのが──夫との「話し合い」です。
感情と冷静さの間で
正直に言えば、感情的にならずに話すなんて無理でした。
「どうして浮気のことを隠すの?」
「私たち家族をなんだと思っているの?」
そんな言葉が喉まで出かかる。
実際にぶつけてしまうこともありました。
でも同時に、ただ感情をぶつけるだけでは前に進まないとも分かっていました。
泣きながらでも、怒りを抑えられなくても、少しずつ冷静さを取り戻して「じゃあ、これからどうするのか」を話す必要があったのです。
話し合いの場で気づいたこと
話し合いを重ねる中で、彼の言葉から見えてきたのは、
「自分を正当化したい」「悪者になりたくない」という気持ちでした。
本当の理由は浮気なのに、「すれ違い」と言い続けるのは、責任を軽くしたいから。
そして、離婚したい一方で、家族としての体裁は捨てきれない。
そんな矛盾した姿が浮かび上がってきました。
冷静に準備したことが支えに
もし、何の準備もなく感情だけでぶつかっていたら、彼の「言い分」に押し切られてしまったかもしれません。
けれど、すでに証拠を集め、弁護士にも相談していたからこそ、彼女は話し合いの場でも揺らがずに立てたのです。
「あなたがそう言うなら、こちらも準備しています」
そう心の中で思えるだけでも、冷静さを取り戻す力になりました。
読んでくださるあなたへ
夫婦の話し合いは、感情と冷静さの行ったり来たり。
泣いても怒ってもいいんです。
でも、その合間に「冷静な準備」があれば、自分を守る力になります。
大切なのは、相手を責め立てることだけではなく、
「これから自分がどうしたいのか」を一緒に考えること。
友人も、証拠と準備を心の支えにしながら、少しずつ自分の答えを見つけていきました。
