今年も運よくチケットが取れ、苗場のコンサートに行くことが出来ましたよ。
私の世代は、バブリーな先輩の華やかな感じに憧れつつ、自分たちが20代になった時にはすでに幻となっていった・・・そんな時代でした。憧れだけで終わったバブルな時代はテレビの中のことだったのか・・・という感覚。

しかーーーし!
それでも、ユーミンの曲は私の青春を彩っていたことには変わりはないわけです。
それを一番感じて、心に染みて、パワーを貰えるのが苗場のコンサートと言っても過言でありません。そして何より、私を含めた昔の20代たちが集まって、きっときっと人生色々あったよね、ってお互い座席の周りを見まわしながら過去に戻れる大切な場所なんです。



もう、中年パワーってホント最高ー!


今回のテーマはPiano Girl。ユーミンの弾き語りが多いステージでした。普段ライブでは聴けないような弾き語りも数多く弾いていて、天才の努力する姿を垣間見てさらにグッときました。
そして選曲をみても、今は会えない人、二度と会えない人。そんな人へのレクイエムのようなそんなステージだった気がします。
- 恋は死んでしまった
- セシルの週末
- グレイス・スリックの肖像
- ベルベットイースター
- ひこうき雲
- 翳りゆく部屋
- Miss Lonely
- 時のないホテル
- 星のクライマー
- 心ほどいて
- 夜空でつながってる
- SHANGRILAをめざせ
- やさしさに包まれたなら
- 中央フリーウェイ
- 離れる日が来るなんて
- Early Springtime
- 私のフランソワーズ
- 14番目の月
- Hello My Friend
- BLIZZARD
- GREY
- 卒業写真


ステージのメンバーと同じように、客席の私達も同じように様々な人生を生きてきて、つらいこと悲しいことを経験しています。
悲しいけど、懐かしい。寂しいけれど温かい。
そんなあの頃にタイムスリップできるようなステージでした。
歌の上手い人は素人含め、五万といます。
でも、ユーミンの音楽の世界を表現できるのは、ユーミンの声なんですよね。そして、ライブというのは何よりも、今そこにいる努力し続ける天才のパワーが宿っているんです。
ユーミンありがとう。
周りにいた元20代のイケイケドンドンの先輩たち、ありがとう。
今回は、ピアノガールそのものの女の子、ユーミンがステージに見えた気がしました。


苗場プリンス内のシャトレーヌ。ユーミンのライブが終わった後にピアノの生演奏と、幻想的なゲレンデを眺めながら、SURF&SNOWオリジナルカクテルをいただく。
今回は久しぶりに立ち寄って、ユーミン満喫してきました。
なんて、幸せな時間でしょう。
全てのことに感謝できる瞬間でした。